雑学、豆知識をご紹介

〜極上の暇つぶし〜

       

第1章 〜生活の中から見つけるギモン〜

グラスの水滴(結露) 朝焼け、夕焼け アメンボが浮く 海の水は塩辛い
虹の仕組み 静電気 しゃっくり 風が起きる理由
「お愛想」って? 「サバを読む」? 年越しそば 漬物?香の物?
冷たい飲み物を入れたグラスの周りにはなぜ水滴がつくのか?(結露)
空気の中には水分が含まれており、湿度何%という形で表される。空気中に含むことのできる水分の量は空気の温度によって違い、気温が高いほどたくさんの水分を含める。 周りの気温より冷たいグラスを置くと、その周囲の気温が下がり、含むことのできる水分の量が減る。空気中に含めなくなった水分が結露として現れる。
朝焼けや夕焼けはなぜ起きるのか?
どの光も虹色の7色を多かれ少なかれ含んでいるとされている。 光には波長があり、波長が短いほど散乱しやすく、長いほど散乱しにくい。 太陽の光には波長が短い青色の成分が多く含まれており、晴れている昼間には空が青く見える。 朝や夕方には、自分が見ている場所から太陽までの距離が長くなり、波長の短い青い光は届きにくく、逆に波長の長い赤色の光が届くようになる。
なぜアメンボは水に浮くのか?
アメンボはどうして水にプカプカ浮かべるのか?その秘密は水の性質とアメンボの足にある。 水面は薄い膜のようなものになっており、その膜を壊さない限り浮かんでいられる。 アメンボの足の先には無数の毛が生えており、水面の膜を壊さないようにしながら浮かんでいる。
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なぜ海の水は塩辛いのか?
どうして海の水は塩辛いのか?それには地球誕生後に起こった出来事との関係があるとされている。 地球が誕生した後の様子にはいくつかの説があるが、海が形成される際に岩石などに溶けていた塩類が溶け出て流れ込んだ結果、海の水が塩辛くなっていると考えられている。
虹はどうしてできるか?
太陽の光が空気中の水滴を通過するときに、水滴がプリズムの役割をして7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)の光に分解される。 虹がアーチ上に見えるのは、太陽と見ている人との角度によるもので、太陽の位置が高いほど虹は小さく、逆に低いほど虹は大きくなる。 日本では、一般的に7色の光の成分があるとされているが、国によっては5色や6色と認識が違うようだ。 また、色と色の間に無限の色があるとも考えられている。
静電気はどうやってできるのか?
セーターを着た時に起きる“パチパチ”や、車から降りる時の“バチッ!”は静電気の仕業だ。 いろいろな物には電子が含まれており、何かとこすり合わせると、どちらかに+または−の電子が移動する。 こするのをやめ、その二つの物を離した瞬間に電気の流れが起こる。これが静電気だ。
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“しゃっくり”はなぜ起きる?
しゃっくりは熱いものを飲み込んだり、刺激物を食べたり、無理に息を吸い込んだり、笑いすぎたり、アルコールを飲みすぎたりした時に起こる、横隔膜の痙攣だ。 自分の意識とは無関係に起こり、なかなか止めにくい。 しゃっくりを止める方法として、できるだけ長く息を止める、驚かしてもらう、水を一気に飲む、深呼吸をするなどがある。
風はどこで生まれるのか?
風が生まれる理由には空気の温度が関係している。 空気は暖められると軽くなって上に登り、上昇気流になる。上昇気流が発生すると、その辺りの空気が薄くなり、そこに新しい空気が流れ込みこれが風になる。 また、暖かい場所に向かって冷たい空気が流れ込むことで風が起こり、家の中の部屋でも、地球規模でも発生する。
飲食後の支払いでどうして「お愛想」というのか?
どのような店を経営していても、愛想が良ければ客がよく入ることになる。 逆に、愛想が良くなければ(尽きれば)客が遠のいて行く。 このことから、客が帰っていく時に、「もうお愛想(が尽きましたか)?」となっていったのかもしれない。 本来は、店側の人が言うのが正しいらしい。
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「サバを読む」って?
年齢や物の数をごまかすと、「サバを読んだ」と言われる。 この「サバ」は魚の鯖のことではなく、魚市場(地域により「いさば」と呼ばれていた)のことだと言われている。 魚市場の人が魚の数をごまかして数えることが多く、そのことから「いさば読み」と言われるようになった。 いさば読みがさば読みになり、現在使われている「サバを読む」になったと言われている。
どうして年越しそばを食べるのか?
大晦日に食べるそばを年越しそばと言う。地域によっては江戸時代からの風習だったようだ。 そばは細く、長いので長寿の願いを込めているとも、植物としてのそばは倒れてもすぐに立ち直ることから、その力にあやかるとも言われている。
どうして漬物は香の物と言われるのか?
漬物は匂いがあるので、香の物と呼ばれていると思う方も多いかもしれないが、匂いの無い漬物まで香の物と呼ばれているのはなぜだろう。 それは、室町時代の武将が香木(匂いのする木)を楽しむために漬物を食べていたことに由来するらしい。 香木を嗅ぎ続けると嗅覚が麻痺して匂いがわからなくなるため、嗅覚の麻痺をとるために漬物を食べたとされている。 「香(木)を楽しむために食べるもの」が「香の物」となり「香の物=漬物」となったらしい。
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